異文化や多様性に対するデリカシーに欠けた描写は、現在59歳のダーレン・スターが37歳で『SATC』を作った90年代後期～00年代の価値観から全くアップデートされていない。 フランス語を話せないとやっていけないとか、単なる文化の違いなのに「粋なのはフランス流」みたいなニュアンスをいちいち突いて攻撃してくる感じ。 同僚のパリジャンに呆れられるほど仕事命なエミリーが、ニューヨークの働く女性の Itバッグとして誕生したケイト・スペードをチョイスするのも頷けます。 125rem;background-position:0 1. 2020年10月4日閲覧。 Emily In Paris is not a bad show. 口角をぎゅっと上げた笑い方をしながら、無神経な発言をするエミリーは「性格に欠陥があるのではないか」と思わずにはいられません。 総じて「エミリー、パリへ行く」は、行間を読み取ることのできる鋭敏な人にとっては、謎と疑問の数々を明るみに出すドラマといえるでしょう。 映画雑誌Premiereは、「このドラマから、フランス人は総じて悪人で（そのとおり！）、出勤時間が遅く怠慢な勤務態度で、忠誠心がなくチャラチャラしていて、時代遅れの性差別主義者だということを学ばせていただきました。 でも食べてみれば、きっと美味しいと思うはず。 carousel-content:nth-child 7 ,. 『セックス・アンド・ザ・シティ（SATC）』を手がけたダレン・スターが全シリーズをとおしてエミリーに仕掛けたトラブルの数は、『SATC』のオープニング画面で主人公キャリー・ブラッドショーに降りかかるそれと比べるとかわいいものだ。